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本山 裕樹
はじめまして。NPO法人遊部 野生動物調査員の本山裕樹です。
私は、福島県福島市のニホンザルの生息状況を調査してきました。今回は、私がそこで感じとったニホンザルの生態についてお話したいと思います。
平成十六年六月から翌年一月まで、ほぼ一年間を通して調査を行い、サル達と行動を共にしてきました。四季を通して実に多様なライフスタイルを見せるサル達の中に、私が見出したモノは、「イージー」さでした。緑々と草木が生い茂る夏も、山肌を紅葉が赤く染めドングリやキノコなどの山の幸が潤う秋も、一面を真っ白な雪で覆われ草葉はほとんど枯れ落ちてしまう厳しい冬も、サルはその時々に応じた「気ままな遊動生活」を繰り広げていました。おなかが減ったらエサを探しに移動を開始し、疲れたら休息をとる。若いオスは欲求の趣くままに、メスを求めてフラフラと群を抜け出す。雪が降る寒い日にはほとんど移動せず、1日中同じ場所でじーっとしていることもある。決してあくせくしないライフスタイル。
実際にニホンザルが何を思っているのか知ることはできないが、少なくとも私にはサル達の生活は魅力的で、サル達と同じ時間を過ごすのは心地よいものでした。「毎日必死になって生きてるだけじゃダメなんだなー」と、改めて実感させられました。私は、来年度もサル達と共に「イージー」な生活を送る予定です。
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